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三陸復興国立公園
訪日旅行者利用動向調査等業務
[アンケート結果]
After walking on the trail, what have you been impressed in ?
 ・Well organized.  Clean.  More information received.  Easy understandable
  整備されていてとてもきれい。多くの情報を得ることが出来た。わかりやすい。
 ・The beauty, the nature, the diversity
  美しく自然がいっぱいで多様性もある
 ・The wilderness +the easy access to well preserved areas 
  ワイルドでありながら、保全も行き届いており、アクセスしやすい
 
What service do you need (feel happy) when you walk on the trail ?
 ・Maps, toilets, food places (but it was all there), more public transport would be nice though…
  地図、お手洗い、食べる所があればよい。が、ほとんどが満たされていたけど、もう少し公共交通があればいいけど
 ・maps, easy access to sanriku trail line, toilets… but not too many is better to enjoy nature
  三陸の方では、もう少しアクセスしやすければいが・・・、ただ、あまり多すぎても自然を壊してしまうので、そうならない程度に
 ・coffee to have tea for the rest
  休憩時にコーヒーを飲めるところ
 
[先進地ヒアリング⑴]
■株式会社ハイランドデザイン ジェネラルマネージャー 長谷川 晋氏
 プロフィール:趣味も仕事も野外活動関連の自称旅人。自転車旅がきっかけでアウトドアフィールドでのスキルを学び、ウルトラライトハイキング、ロングディスタンスハイキングをテーマにした店「ハイカーズデポ」に参画。これまでのハイキング経験を活かし、2013年、日本でのロングハイキングの可能性を探す
“五国ロングハイキング”を敢行。
2015年には初の著書「Long Distance Hiking」を出版。
 
■ヒアリング内容:
(1)ロングハイキングについて  
 ・ロングハイクは地域貢献になると思っている。交通機関を使い、売店で買い物をして、地  元の美味しいものを食べる。そこにあるものをとことん楽しみたいと思っている。ハイカーはどん  欲だ。
  ・日本のトレイルは言葉が通じるので地域の人達と気持ちを伝え合うことができるので素晴  らしい。
  ・ロングトレイルは日常と非日常が反転すると言われるが、長く歩き続けると日常と非日常  はフラットに  なっていく。そうすると生きていくのが楽になる。
  ・ロングトレイルは流行りではない。流行りのコンテンツも必要ではあるが常に一定数いるの  で息長くハイカーをサポートする仕組みがあればずっとお金が落ち続ける。
(2)みちのく潮風トレイルについて 
 ・種差海岸の認知度は低い。「種差海岸」としてよりも「みちのく潮風トレイル」として出して  いった方がハイカーには響く。
  ・フォーラムを開いてもハイカーには響かない。それよりも「100キロ歩ける!」的なPRの方が  いい。信越トレイルは外国人向けの動画を作っている。
  HPからマップをスマホにダウンロードし、オフラインで見られるようにしていた。さらにアプリで詳  しい位置を見ながら歩いていた。概念図として紙媒体もあるとよい。
  ・必要なのは、食糧補給できるか、水場はあるのか、充電できるか。道からそれたとしても、  どの位歩けばスーパーがあるのか、情報が欲しい。みちのく潮風トレイルのマップにはカート  マークがあるが、何が売っているのか分からない。八戸~久慈を歩いた際、バスとフェリーを  使って札幌から八戸入りしたが、食糧の調達ができるか分からずに札幌で食料を調達して  きてしまった。実際には本八戸駅前に大きなスーパーなどがあった。できるだけ現地にお金  を落としたいと考えているのでとても残念だった。
  ・街を利用することが長く歩く際の楽しみとなる。自然の中だけを歩きたいわけではないの  で、地域の人の生活圏を歩く事については何の抵抗もない。
   ・モチベーションになるためのポイント作り(美味しい地元ご飯など)。三陸は特産品がかぶる  ので(ウニ、アワビなど)、その土地ならではの食べ方などを教えて欲しい。
  ・しっかりしたキャンプ場とその近くで食べられる美味しい地元食情報が欲しい。
  ・スタンプラリーは要らない。ハイカーは好きではないが、強迫観念にかられてやってしまう。
(3)インバウンドについて 
 ・外国人は日本の原風景を見るだけで喜ぶ。浴衣、温泉、農業体験など日本的な体験  ができるようにすればいいのでは。
  ・国内への発信が十分でない中ではあるが、日本人は逆輸入に弱いところがあるので、先  に外国人からの人気を得るというのも有効だと思う。
(4)ヒアリングを終えて    
  ・ロングトレイルを歩くハイカーにとっては、日本人外国人ともに必要としていうものは同じで  ある。しかし、その必要な情報が、日本人、外国人ともに必要な人たちに届いていない。
  ・「みちのく潮風トレイル」をロングトレイルとしてハイカー向けに広報するのか?または、観光  向けに広報するのか?ターゲットが違うのでそれぞれに合った“売り”を明確にし広報していく  必要がある。
 
[先進地ヒアリング⑵]
・信越トレイルクラブ事務局 
  事務局長  高野 賢一 氏(なべくら高原・森の家 支配人)
・四季彩の宿 かのえ  
  女将   庚 氏
・斑尾高原ホテル 
  副支配人  平岡 徹 氏
・ビジターセンター山の家 
  佐藤 氏(斑尾高原観光協会事務局長)
 
■ヒアリング内容:
(1)信越トレイルクラブ事務局 
・YouTubeでの動画配信。
・情報は、直接つながる人にアピールしないと意味がない。トレイルに関しては、欧州などのハイキング文化が根付いている国に向けて。アジア圏は歩く文化はない。(欲しい人に欲しい情報を)
・海外の人は、感想を重要視する。人の感想を見て来る人が多い。
・信越トレイルは、年間約3万8千人歩いている中で、外国人の割合  はわずか。約200人程度。まだまだ情報発信が足りていない。
・みちのく潮風トレイルは、まだまだ情報が出ていない。売りや冠を見つ  けたい。
 
(2)四季彩の宿 かのえ
  
 ・田舎体験、農業体験、着付け、笹寿司作り、箸作り、お茶、餅つきなどを実施している。
  訪日旅行者には、特に春の田植えと秋の収穫が人気。漁村、農村は外国人に人気。
  ・情報発信は主に飯山市の観光局がアピールしている。
  ・HPは英語のも作った。女将は、10年前から英語の必要性を感じ勉強していた。
  ・トレイルのお客様は9月~10月が一番多い。
  ・海外のお客様は、あまり英語ペラペラ話せる対応は必要としていない、むしろ日本語で
  丁寧に対応する方が喜ばれる。
 
(3)斑尾高原ホテル
  ・訪日旅行者は、冬のスキーの利用が圧倒的に多い。ほとんどがオーストラリアとニュージーランド。理由は、ニセコや白馬などに飽きたスキーヤーが別な場所を求めていた。さらに斑尾山は小さい山であるが、その特徴であるパウダースノーと、木の中を滑ることができるため、そこを強く売り込んだ。オーストラリアに絞った広報活動の実施。
  ・プロモーションする以前にまず、英語表記などの受け入れ態勢を整えた。海外の方は、人  の感想を見て訪れる。先駆者的な人にダメと思われると挽回するのが難しくなってしまうため。スタッフに関しては、研修も少しは実施したが、それ以上に実際に訪日旅行者が来だ  し、対応に慣れていった。
  ・トレイルとなると、まだスキー程ではない。熊野古道の次にという感じをよく耳にする。
  情報が欲しい人のところへまだ届いていない状況。売り込む国を考えていきたい。
  ・海外への広報は、エキスポや現地の方にマッチングしてもらって実施。スキーでは強みをしっかりと持っているためアピールできるが、トレイルに関してはまだ充分に強みを発見していない。
 
(4)ビジターセンター山の家   
 
 ・山の家では、トレイルを歩くお客様のサポート、ルートの点検と整備、ガイドの派遣の3点 を実施している。お客様とガイドの合流ポイント。
  ・信越トレイルはセクションごとになっていて、宿泊の宿からスタート地点までの送迎と、ゴール地点でピックアップし、次の宿泊の宿に送り届ける。
  ・信越トレイルには、以前からの自然歩道も数多くあり、コースがわかりにくい箇所がたくさんある。現在は、訪日旅行者受け入れの準備のため、英語表記のプレートに交換していく段階。
  ・信越トレイルは基本的に山岳トレッキングなので、来る人も装備はある程度しっかり準備はしてくる。コースもガイドなしでも基本的には迷わずに歩けている。